頬骨整形の手術方法

頬骨のお悩みは、整形のご相談の中でも比較的多い部類に入ります。
ただし、輪郭の整形手術は簡単なものではなく、様々な角度からの診断や考察が必要になるために、これらの条件を満たすには数多くの経験が必要になります。
国内でも有数の症例数を誇るリッツ美容外科で行っている頬骨に対する整形術についてご紹介致します。

頬骨形成(縮小)術

頬骨は解剖的に頬骨体部と頬骨弓部に分類されます。体部は頬骨の前方、斜め方向への突出を決定します。一方、弓部は横方向への突出(すなわち顔の最大横幅)を決定します。
そこで頬骨を小さくする“頬骨縮小術”は、
(1)頬骨体部(前面)の突出を減少する手術
(2)頬骨弓部(側面)の突出を減少する手術
(3)頬骨体部+弓部の突出を同時に減少する手術(すなわち(1)+(2))
に分類されます。
頬骨は体部と弓部が連続しているため、通常はこの両者を同時に行ないます。
顔面輪郭形成術、特に骨格形成術はそのほとんどが全身麻酔下で行われます。

【(1)頬骨体部減少術】
頬骨の前方、斜め方向への突出を改善します。 手術は口の中からアプローチします。上口腔前庭切開より、上顎骨、頬骨の骨膜下にて眼窩下縁、頬骨弓まで剥離します。咬筋の頬骨への付着部を一部切離し、頬骨体部の全容を露出します。
その後電動ラウンドバー、オステオトーム(ノミ)を用いて突出している部位を削骨しますが、あくまで頬骨体部を平坦化するわけではなく、曲面形態をを維持しながら小さくすることが重要です。この部位は骨が厚いため、5~6mmほど削ることが可能です。
手術は約1時間で終了します。

【(2)頬骨弓部減少術(弓部内方転位:インフラクチャー)】
耳の上部の目立たない部位を約2~3cm切開します。ときに口の中の切開を追加することもあります。 外耳孔前方、顎関節前方より、頬骨弓骨膜下に頬骨体部に向かい剥離を行ないます。
頬骨弓自体の厚みは個人差があるのですが、平均的には3~5mm程度です。骨の厚い場合には、オステオトーム(ノミ)を用いて骨を削ります。この削骨で 2mm程度は細くなります。 ただ実際には、この程度の変化では改善度合いが不十分な患者様が多く、通常はその後に骨切りが必要になります。

体部移行部と顎関節の前方の2カ所で頬骨弓を骨切りしますが、頬骨弓自体を遊離骨片として内側方向に転位(位置をずらす)させることになります。頬骨弓に は咬筋が全長に付着しているため、骨片は内側やや下方に入り込むことになりますが、深部に存在する側頭筋により、過剰転位(落ち込みすぎ)が防止されます。
弓部骨切り後は両端の段差を解消するため、最後に丁寧にオステオトームで削骨します。

頬骨弓の削骨・内方転位骨切り術により、顔幅の広い方では、顔面横径(顔の横巾)は最大で左右で約2cm近くまで細くすることが可能となります。
手術は約2時間で終了します。

【(3)頬骨体部+弓部縮小術(en-block zygomatic osteotomy)】
頬骨は、形態的には体部と弓部が連続しているため、両者を同時に一塊で後退、幅寄せを行う手術法です。
その際には口の中、耳の上方の2箇所の切開からアプローチします。手術はこの2方向から削骨、骨切りを行います。

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